早川ゴムの「IB-HDF-CLT工法」が WOOD DESIGN AWARD2022にてウッドデザイン賞を受賞
早川ゴムの「IB-HDF-CLT工法」が
WOOD DESIGN AWARD2022にてウッドデザイン賞を受賞
~木造建築物の普及を通じ、脱炭素社会の実現に貢献します~
早川ゴム株式会社(本 社:広島県福山市、代表取締役:横田幸治 以下早川ゴム)は、 CLT建築向けのシート防水工法「IB-HDF-CLT工法」が、一般社団法人日本ウッドデザイン協会が主催する WOOD DESIGN AWARD2022のライフデザイン部門 技術・建材分野にてウッドデザイン賞を受賞したことをお知らせいたします。
『木材』は再生可能な循環資源であり、長期間炭素を大気に戻さず建築物に蓄積出来る為、木材を積極的に利用することは脱炭素社会を実現するための有効な手立てです。早川ゴムは、SDGsへ積極的に取り組み、2050年脱炭素の実現に向けて、以前より木造建築物の屋根に使用出来る各種工法の開発を継続してまいりました。
今回受賞したIB-HDF-CLT工法は、CLT(直交集成板)を屋根下地とし、飛び火認定を取得したIBシートを防水材として採用したものであり、木造建築物で意匠性の高いフラット屋根の実現という、新たな価値の創造が評価されたと認識しております。
また、北海道立総合研究機構 林産試験場での試験施工を通じ、防水層下及び断熱材下の温度・湿度の計測を2年間継続し、快適な居住空間を実現する為の研究を実施しております。
IB-HDF-CLT工法は意匠性の実現だけではなく、高い耐久性と水密性により、積雪地域ではCLT建築物の屋根に雪を溜めておく事(無落雪)を可能とし、落雪、雪下ろし事故の軽減に貢献するだけでは無く、その地域の木材を使う事で新たなバリューチェーンの構築も実現出来るものと期待しております。
ウッドデザイン賞とは
一般社団法人日本ウッドデザイン協会が主催する、木で暮らしと社会を豊かにするモノ・コトを表彰し、国内外に発信するための顕彰制度。